大河ドラマ

高視聴率をマークしたフィギュアのあおりを喰らったと言うことになっている風林火山、これまでの最低視聴率をマークした。バガボンドに惹かれて食いついたけれども全く別の話とわかって見放された「武蔵」ほどひどくはないと思うけど、今回の風林火山の脚本には疑問を感じている。役者の演技がそれなりに充実しているだけに非常にもったいない。山本勘助の実在は認めるとして軍師としての存在には疑問が残るだけにこの大河ドラマの企画自体に問題があっのかも知れない。武蔵のお通も架空の人物だったわけだし。新選組!以来、丸3年間にわたって皆勤で見続けてきた大河ドラマだが、今年は厳しいかも知れない。こんな大河ドラマが2チャンネルの世界ではもてはやされているのだから、2チャンネルとは不思議な世界である。私が住むべき場所でないことは明白だ。2チャンネルでぼろくそに言われている新選組!、再放送で見ているけどおもしろいもん。学芸会といわれる役者(特に主役)の演技の稚拙さはあるけれども、山南の切腹の前の明里のせりふなど、再放送でも泣いてしまった。三谷幸喜の脚本はやっぱり素晴らしい。無駄な伏線がないし、ウィットとユーモアも盛り込まれている。大がかりな戦闘シーンをロケで行うターミネーター2のような路線ばかりを大河ドラマに期待するのはいかがなものか。2009年の大河、また、三谷幸喜が脚本書かないかな。